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New Perfume: “Mirai No Museum”

Perfumeの新曲”未来のミュージアム”が映画版ドラえもんのテーマソングになるらしいですね。そんなコマーシャルな理由の為か、この曲は「無難」と感じざるを得ません。プロデューサーの中田ヤスタカは2012年に”ポイント”や”Hurly Burly”等、J-Popというジャンルの可能性をこれでもかという程追求した曲を手がけていたものの、この”未来のミュージアム”は…跳ねるようなビートとは裏腹に、興味の無いミュージアムを気だるく見物しているような退屈感が。サビもいわゆるアイドルグループによくあるような物で、巧妙なフックのあるトラックが特徴的な3人組から求めている物ではないです。どうしても猫型ロボットの映画のオープニングを飾る為に作られた、当たり障りのない曲にしか聴こえません。まぁこのシングルに関しては宣伝等の意味もある為見逃してしまいましょう。

いいえ、やはり見逃す事はできません。今までも数々のJ-Popアーティストが、宣伝に適していて、なおかつその中で優れた個性を表現した曲を作ってきました。J-Popは常に問題を抱えていて、受け入れやすさを重視しなければいけないのも理解はできるのですが、だからといって中途半端に無難な作品を作るのは良くないと思います。木村カエラの”Wonder Volt”は日本ではフランケン・ウィーニーのテーマソングだったわけですが、この曲は彼女の本質を失わないまま、ティム・バートンの世界感に媚びる事無く上手く合わせていましたね。中田ヤスタカも本来はこういった制限の中での制作は得意なはず。きゃりーぱみゅぱみゅの”ファッションモンスター”なんかはあんなに個性的であくが強いのに、ファッションブランドの宣伝ソングとして見事に成功しましたよね?それでいて歌詞のインパクトの強さも、曲自体の良さも、今までの彼女の作品の中で最も優れていると言えます。Perfumeは2007年以降、世間が求めている訳ではない音で多大な成功を収めてきました。なので今回の新曲”未来のミュージアム”には厳しく書かせて頂いた訳なのです。