New Kyary Pamyu Pamyu: “Furisodeshon”

二十歳の誕生日を控えるきゃりーぱみゅぱみゅが、成人式を祝うべく、新曲“ふりそでーしょん”のビデオを公開しました!ビデオは上にあります。まるでプロデューサーの中田ヤスタカが初期Capsule時代に戻ったかのような曲。S.F. Sound Furnitureかそれ以前の作品のよう。きゃりーぱみゅぱみゅが酔っぱらったフリをするのが観たいなら、ビデオは楽しんでもらえるはず(観たいでしょ?)。ひょっとしたら追加でもっと書くかも。成人式を迎える皆様!本当におめでとうございます! *UPDATE: Nope, she doesn’t, that would be the 29th actually. Next week is just coming-of-age day here in Japan. D’oh!

New Kyary Pamyu Pamyu: “Fashion Monster”

リリースを10月に控えるきゃりーぱみゅぱみゅの新曲、”ファッションモンスター”のビデオがついに昨晩解禁されました。アダムズ・ファミリーのようなヴィジュアル系のような…ゴシックな雰囲気を持つビデオは、今までの彼女のビデオと同じくらいインパクトがあり、期待を裏切りません。曲については後にもうちょっと詳しく書きたいのですが、プロデューサー中田ヤスタカによる8ビットのループがとても良い感じです。ウサギのコスチュームを着てターンテーブルを操ってるキャラクターが今のところお気に入りです。

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J-Chopped: Terio Chops And Screw Kyary Pamyu Pamyu

きゃりーぱみゅぱみゅは今のところ2012年度で最もユニークなJ-Popアーティストと言えるでしょう。何が興味深いかというと、楽しいミュージックビデオと、中田ヤスタカのプロデュースによるデビューアルバム、”ぱみゅぱみゅレボリューション”がアメリカのiTunesのelectronicチャートで一位に輝いているという事です。 彼女は海外のアーティスト達にも影響を与えています。シカゴのジュークプロデューサーK. Locke Traxxは、彼女のヒット曲、”Ponponpon“を素晴らしいフットワークの曲として仕上げました。そして近日、東京を拠点として活動するTerio Beatsは彼女の曲にチョップド&スクリュードの手法を使い、”The Pamyu Pamyu Tape“というプロジェクトとして発表しています。 Terio Beatsが何故このプロジェクトを手がけたかは謎ですね。おそらく、普段楽しくポップな印象の強いJ-Popを不気味でトリッピーな物にする実験、と捉えて良いでしょう。でも、全ての曲がそうという訳ではなく、原曲のテンポのままの、チョップされたのみのトラックもあります。 “Liquid Cocaine”はPonponponを遅くし、”Liquid Cocaine Remix”はPonponponを更に遅くしています。更に、彼は”つけまつける”をチョップし、とても不安定なビートにしています。いくつかの優れたトラックでは、あえてきゃりーぱみゅぱみゅのボーカルが除かれており、代わりに、彼女の曲の中から特定の音を使い、上にラップを乗せれるような美しいビートにを表現しています。”Lake Onterio”では”チェリーボンボン”のシンセを落ち着いた印象に。”Japan”は”Candy Candy”のイントロにシンプルなビートを加えたのみのトラックなのですが、特に聴きやすく優れたトラックと言えるでしょう。 このテープの一番注目すべき点は、J-Popとチョップド&スクリュードがコラボレーションしたという所。驚く事に、YouTubeでは宇多田ヒカルのチョップド&スクリュードミックスが多く出回っています。しかしそれを除く他のJ-Popアーティストは海外のアーティスト達に比べあまりこのような使い方をされていません。これは日本では著作権が厳しいからかもしれません。でも、カリフォルニア州オークランドで活動するFriendzoneはPerfumeのトラックをサンプリングし、2011年度で最も優れたラップビートの一つに乗せられています。 確かにJ-Popのアーティスト達は頻繁に実験的に使われているとは思いますが、ここで取り上げたアーティスト達は異なった実験方法をしていると言えるでしょう。”The Pamyu Pamyu Tape”はこちらからダウンロード可能です。