New Rapunzel8083: “Duet”

楽曲の大半は割と単純な同じビートの繰り返しになりつつも2分程続く)シンセの波がトレモロのストリングの波と重なり空気感が変わる瞬間が素晴らしい良曲です。ブレークを経てストリングスがもどる様もとてもパワフル。Terrence Malickの映画と調和しそうな美しさを感じさせる物
になっています。楽曲は以下から。

Similar Posts

  • Kill Them With Cuteness: Chibi-Tech’s “Moe Moe Kyunstep”

    オタク文化は長い間アニメやアイドル、そして漫画等と関連していた為、秋葉原にある全ては敬遠されがちでした。その周辺の音楽も例外ではなく、AKB48の名前を聞くだけで嫌がる人もいますよね。でも今年に入ってからはそのオタク文化が他のジャンルと上手く解け合ってきている気がします。アニメのサンプルは数々のインディーポップ作品に使われていますし、Shortcake Collage Tapeからも、Fazerockのダンスミュージックからも聴く事が出来ます。ボーカロイドをユニークに使うmus.hibaや、アイドルグループの東京女子流とタッグを組んでリミックス作品をリリースしたネットレーベル、Maltine Recordsも興味深いです。あまり認めたくはないのですが、AKB48の”Uza”もなかなか良かったです。 そしてアメリカ出身のChibi-Techは何と…EDMとメイドカフェの世界観を融合させた2曲を発表しました。作品名”Moe Moe Kyunstep”はそんなお店で働いてる店員さん達のセリフをもじったタイトル。でも曲は決してカフェで演奏するようなスタイルではなく、あくまでクラブ用です。一曲目はぶっちぎりのチップチューンなのですが、Chibi-Techはゲーム会社で働いているため納得です。AKB48をスーパーマリオブラザーズ2のフィルターを通して愉快に歌わせたような雰囲気が好印象。2曲目ももっと注目されるべきだと思っています。彼女の放つ特徴的な8-bitの音はスクリレックス風のブローステップに吸い込まれていき、一時は可愛らしかったNESの音はしだいに攻撃力を強めていきます。FazerockやMaltineも似たような事をやっているし、Youtubeには数多くの8-bitブローステップはあるのはわかっているのですが、その中でも”Moe Moe Kyunstep”は本当によく作曲されていると思います。試聴はこちらから、購入はこちらから。 Moe Moe Kyunstep by chibi-tech

  • Shokuhin Maturi A.K.A Foodman: “Tantei Kun”

    日本のジューク/フットワークって聞くと少し取っ付きづらいイメージがありますが、”Japanese Juke & Footwork Compilation“というそのまんまのタイトルのコンピは、シーンの入門にはうってつけ。様々なプロデューサーが、多彩なアプローチでこのシカゴのジャンルに挑戦しています。でも45曲も収録されているので、もっと手軽にジャンルを知りたい場合は、食品祭り A.K.A. Foodmanの新曲、”Tantei Kun”がオススメ。切り刻まれたサンプルはジャンルの特徴を上手くとらえているのですが、テンポは比較的ゆったりぎみ(的確なのが聴きたい場合はPicnic Womenとか、アメリカのTraxmanをチェックして下さい)。でも、ソフトロック調の心地よさは素晴らしいです。視聴は以下から、もし気に入ったら、45曲のコンピにも挑戦してみて下さい。

  • New Shugo Tokumaru: “Decorate”

    宅録ミュージシャンのトクマルシューゴが、2010年の作品”Port Entropy”に続くシングル、”Decorate”をリリースしました。今までの楽しいおもちゃ箱のような曲以上を望んでいる人にとっては期待はずれかもしれませんね。今回も、遊び心に満ちた曲に仕上がっています。ベル、木管楽器とアコースティックギターが曲の多くを占め、目覚まし時計のような茶目っ気のある音も面白いです。彼のスタイルは全く損なわれていないです。視聴は上から。シングルを購入すれば、トクマルシューゴによる、かつてMTVで大ヒットしたバグルスの、”ラジオ・スターの悲劇”のカバーも聴けます。シングルカットがどうなっているかは知りませんが、ライブバージョンは以下から視聴できます。

  • New LLLL Video: “Because Of My Eyes”

    東京のデュオ、LLLLの新しいビデオ”Because Of My Eyes”は、まるで週末に夜遊びしているかのような光景。眩しいライトやビデオエフェクトは酔っぱらっているような気持ちにさせてくれます。全て白黒で撮影されていているこの作品では、街を散歩したりクラブで踊ったり、気づけば女性がこちらを眺めていたり。J-Popからの影響が強いものの、LLLLらしい少しダークな雰囲気で日本のパーティーライフを体験できます。ビデオは上から。