New Nanba Shiho: “Music”

南波志帆が新しいシングル”Music”をリリースし、彼女らしさを取り戻して帰ってきました。彼女の前作 は髪を切る事を主題とし、つまらないピアノが永遠と続く作品だったのですが、新曲”Music”は、エネルギーに満ちていて、彼女の本来のスタイルを上手く表現していると感じます。速いペースで進み、展開も多いものの、聴く耳を離さない、興味深い物になっています。”少女、ふたたび“のように打ち込みが主導権をもっているわけではなく、曲にやわらかさを与えるべく、後ろでクッションのような役割を果たしています。志帆さんの囀るような声も、曲に愛らしさを足していてとても素敵。ビデオもすごく上出来です…志帆さんはでていないのですが…優れたJ-Popアーティストが良い曲とともにカムバックしてくれてとても嬉しいです。

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    J-Chopped: Terio Chops And Screw Kyary Pamyu Pamyu

    きゃりーぱみゅぱみゅは今のところ2012年度で最もユニークなJ-Popアーティストと言えるでしょう。何が興味深いかというと、楽しいミュージックビデオと、中田ヤスタカのプロデュースによるデビューアルバム、”ぱみゅぱみゅレボリューション”がアメリカのiTunesのelectronicチャートで一位に輝いているという事です。 彼女は海外のアーティスト達にも影響を与えています。シカゴのジュークプロデューサーK. Locke Traxxは、彼女のヒット曲、”Ponponpon“を素晴らしいフットワークの曲として仕上げました。そして近日、東京を拠点として活動するTerio Beatsは彼女の曲にチョップド&スクリュードの手法を使い、”The Pamyu Pamyu Tape“というプロジェクトとして発表しています。 Terio Beatsが何故このプロジェクトを手がけたかは謎ですね。おそらく、普段楽しくポップな印象の強いJ-Popを不気味でトリッピーな物にする実験、と捉えて良いでしょう。でも、全ての曲がそうという訳ではなく、原曲のテンポのままの、チョップされたのみのトラックもあります。 “Liquid Cocaine”はPonponponを遅くし、”Liquid Cocaine Remix”はPonponponを更に遅くしています。更に、彼は”つけまつける”をチョップし、とても不安定なビートにしています。いくつかの優れたトラックでは、あえてきゃりーぱみゅぱみゅのボーカルが除かれており、代わりに、彼女の曲の中から特定の音を使い、上にラップを乗せれるような美しいビートにを表現しています。”Lake Onterio”では”チェリーボンボン”のシンセを落ち着いた印象に。”Japan”は”Candy Candy”のイントロにシンプルなビートを加えたのみのトラックなのですが、特に聴きやすく優れたトラックと言えるでしょう。 このテープの一番注目すべき点は、J-Popとチョップド&スクリュードがコラボレーションしたという所。驚く事に、YouTubeでは宇多田ヒカルのチョップド&スクリュードミックスが多く出回っています。しかしそれを除く他のJ-Popアーティストは海外のアーティスト達に比べあまりこのような使い方をされていません。これは日本では著作権が厳しいからかもしれません。でも、カリフォルニア州オークランドで活動するFriendzoneはPerfumeのトラックをサンプリングし、2011年度で最も優れたラップビートの一つに乗せられています。 確かにJ-Popのアーティスト達は頻繁に実験的に使われているとは思いますが、ここで取り上げたアーティスト達は異なった実験方法をしていると言えるでしょう。”The Pamyu Pamyu Tape”はこちらからダウンロード可能です。

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New Nanba Shiho: “Music”

Nanba Shiho’s back in good form with her new single “Music.” It pretty much had nowhere to go but up following Shiho’s last single, a song about getting your hair cut set over some snore-inducing piano. “Music” returns to the more energetic pace of her earlier singles, this new number anchored by the forceful beat that switches up into different patters throughout the song but always remains attention grabbing. Unlike the still-excellent “Shoujo, Futatabi” from the start of 2012, the electronics aren’t as commanding, hanging out in the back of the mix to add a cushion to a song that is otherwise quite pounding. Shiho herself moves with the beat well, her chirpy voice adding a touch of sweetness to the whole number. Coupled with a good video…one not featuring Shiho at all…this is a nice return to form for a promising J-Pop personality.

Thanks to Neaux for posting this one first.

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