Live Must: Ningen OK

Ningen OKは是非ライブを観てほしいバンド。彼らについてあまり詳しく知らなかったものの、先週末のライブセットは最近観たライブの中でも特に印象に残っています。手作りの白いピラミッドのようなオブジェに囲まれて彼等は演奏を開始。ギターTakurou Yamashitaは大量のペダルの前で演奏し、ドラムのKen-ichi Sakaguchiは時折ボコーダーを使用し、怪しい機械的なボーカルを披露。言葉が無いインストでもこのデュオには高度な一体感があり、ロックなグルーブ感を出しています。

ライブハウスだけで輝くのではなく、録音された作品も同様に素晴らしいです。”体温の行方”は静けさを打ち砕くカオスみたいなものが上手く表現されていて、Ningen OKの核となるスタイルを知るにはもってこいな曲(フィードバックを是非体感してほしいです)。試聴は以下から。最近リリースされた同タイトルのファーストアルバムからの曲なので、もし気に入ったら通して聴く事をオススメします。要するに、Ningen OKの音源にはライブから感じる事の出来る素晴らしさが詰まっています。是非ブックマークを。

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Live Must: Ningen OK

Tokyo’s Ningen OK are a group that demand to be seen live. I lucked my way into seeing them this past weekend, knowing nothing about them, but leaving thinking this duo put on one of the better live sets I’ve seen recently. They play surrounded by what appear to be homemade white pyramids. Guitarist Takurou Yamashita stands in front of a board littered with effects pedals, while Ken-ichi Sakaguchi looms over a drum kit which he soon hammers away at. They play very precise, wordless rock that always seems an inch away from tumbling into chaos, but always manages to hold together. Between songs, Sakaguchi leans towards a Vocoder and creates trippy segues featuring his robo-tized voice. Then they launch off again. It’s captivating stuff.

Their music manages to still sound good away from a live house – “Taion No Yukue” highlights Ningen OK’s precision-centric nature while also introducing elements of chaos (listen to that radio feedback). Listen to that below. It comes off their recently released first album of the same name, which is also probably full of good moments. Still, Ningen OK seem like a live band first, one that you should certainly make time for. Bookmark this page.

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