New Moscow Club: “Sanatorium”
感受性豊かな音楽を電子機器で表現するのはそう簡単な事ではありません。カニエ・ウエストは
しかし、以下で聞けるMoscow Clubの新しいトラック、”Sanatorium”では、人間味のある生音と、機械的なシンセサイザーが上手く調和されています。ボーカルに強いエフェクトをかけるのではなく、淡く、音を殺さない程度のボーコーダーを通すことで、人間の声の持つ特有の暖かさをいかせていると考えます。”time is passing by”のような歌詞は、2001年あたりにいたバンド、ハルみたく電子的でないので、とても心に沁みてきます。このようなボーカルと、シンセサイザーが美しく調和し、80年代の映画のような幻想的な世界を描いています。