Shokuhin Maturi A.K.A Foodman: “Tantei Kun”

日本のジューク/フットワークって聞くと少し取っ付きづらいイメージがありますが、”Japanese Juke & Footwork Compilation“というそのまんまのタイトルのコンピは、シーンの入門にはうってつけ。様々なプロデューサーが、多彩なアプローチでこのシカゴのジャンルに挑戦しています。でも45曲も収録されているので、もっと手軽にジャンルを知りたい場合は、食品祭り A.K.A. Foodmanの新曲、”Tantei Kun”がオススメ。切り刻まれたサンプルはジャンルの特徴を上手くとらえているのですが、テンポは比較的ゆったりぎみ(的確なのが聴きたい場合はPicnic Womenとか、アメリカのTraxmanをチェックして下さい)。でも、ソフトロック調の心地よさは素晴らしいです。視聴は以下から、もし気に入ったら、45曲のコンピにも挑戦してみて下さい。

Similar Posts

  • New Seiho: “Underwater”

    SeihoのUnderWaterはデジタルカットアップのボーカルと奇妙な電子音そして夏を彷彿とさせる水の音に溢れるFuturePopチューンになっています。この曲は次世代プロデューサーを牽引するSeihoの実力を十分に感じれる物となっており、楽曲の構築、テンションとリリースそしてザゼンボーイズを彷彿とさせるファンキーなベースライン等素晴らしい音がちりばめられた秀曲になっています。試聴は以下から

  • New Tofubeats: Summer Dreams

    神戸のtofubeatsはトラックメイカーとして数々のリミックスやオリジナル作品を手がけてきました。今年2012年は今までとは少し違い、プロデューサーとして、数々の面白い挑戦をしています。ラッパーのオノマトペ大臣と共同で数々の強力なトラックを作り出したり、J-Popのシーンにも関わったりしていました。Yukiの曲のリミックスや、lyrical school(改名前はtengal6)への楽曲提供などがハイライトでしょう。でも、そのような活動をする中で、ついに傑作”Summer Dreams”をリリースしました。 今回リリースされた9曲は、一直線なビートとラップが印象的な、プロデューサー中心のトラックに、カット&ペーストスタイルでボーカルのサンプルが使われています。今までの曲のように、ゆるい感じの物が多く、ホーンなどが使われている”poolside”のような、レイド・バックな曲が印象的です。In My Room” と”Synthesizer”も同じような雰囲気で、みんなで歌えるような曲なのに、決してそれだけでは終わらせないのが面白いところです。”In My Room”を例にあげるならば、ボーカルに一ひねり加えられていて、声が陰に隠れ、ダークな印象を生み出しています。”Synthesizer”ではボコーダーが使われ、ゆったりとした印象を強めています。 このようにtofubeatsはボーカルに多くの工夫を加えています。主に、ボーカルのサンプルを速めるという手法が使われています。”Killing Me Soft Cream” “Sweat N Dry” (AxeのCM曲) と “Work Shit”にもそのような手法が使われているのですが、Taquwamiの新しいEP、”Blurrywonder”と共通点があるように感じます。でも、tofubeatのほうがシンプルかつミニマルで、繰り返しが多いような印象です。(Work Shitを除く)。この3曲が新しいアルバムのなかでも特に傑作と言えるでしょう。購入はこちらから、視聴は以下から。 summer dreams by tofubeats

Shokuhin Maturi A.K.A Foodman: “Tantei Kun”

Japan’s juke and footwork scene can seem intimidating to dive into – the aptly titled Japanese Juke & Footwork Compilation collects 45 tracks from a wide range of producers serving up their take on the Chicago genre – but sometimes all it takes is one song to serve as a guide. Shokuhin Maturi A.K.A. Foodman’s newest song “Tantei Kun” might be one such entry point, as it hits on all the elements of the genre without feeling like too much to take in at once. Foodman dices his samples up, but the song moves at just a slightly slower speed than most footwork tracks (see Picnicwomen or American artist Traxman for examples of something that darts more). Most importantly, the purée of soft-rock sounds sound really nice. Listen below, and if you like that, give the aforementioned 45-song compilation a whirl.

Similar Posts