Stuff We Missed 2012: Jappers Lately EP

Between the woozy pop of Fancy Books and the dusk-shrouded rock of The Paellas, Tokyo’s Dead Funny Records had a pretty strong 2012. Add Jappers to that diverse-sounding list – this outfit’s Lately EP plays around with a more classic rock/pop sound, the tracks within sounding more clear than either the seasick Fancy Books or the fuzz-touched Paellas. “Settle Down” is a laid-back number that doesn’t waste time – it shambles in, delivers its main point (“you just need to settle down”) and gets out shortly after. It’s simple and effective stuff. The title track, meanwhile, borrows moves from “You Can’t Hurry Love” but goes in a rougher direction, Jappers’ vocals adding a gruff touch to the otherwise limber song, as if it got a little whiskey in its system beforehand. Listen to two samples below, or get the album here.

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    HNCは長く奇妙な道のりを辿ってきています。彼女のHazel Nuts Chocolateとしての活動は2000年に始まり、Plus-Tech Squeeze Boxや、中田ヤスタカのプロジェクト、Capsuleの作品にも参加してきました。ダンスビート重視というよりは渋谷系みたいな。彼女の初期の作品やコラボレーションは、可愛らしくアップテッンポでエネルギーに満ちていて、2009までの作品にはそのような空気感を特に聴く事ができます。”Cult”では今までのキュートさはそのままに、ドラムンベースからの影響も。その後彼女はしばらく活動をストップし、(Love And Hatesへの参加以外)一年程経って”I Dream I Dead“をリリースしました。楽しくポップなHazel Nuts Chocolateは姿を消し、パラノイアや不安を表現しているような作品です。キャンディーや猫について歌っていた長い年月が一晩の悪夢によって吸い込まれたかのような印象。この曲は音楽的にとても深く、今までの彼女の最高傑作と言えるでしょう。 新曲 “I Will Make You Sad”も過去のHNCから再び一歩離れているのですが、オープニングに重いドラムや寂しげなピアノが使われていて、”I Dream I Dead”よりも更に希薄な印象です。その後増えるシンセも曲を独占するわけでなく、全体の脆く儚いイメージを崩しません。曲に入ってきた直後の彼女の曲はミックスの奥深くにあり、前へは出てこないものの、”drinking your tears”というような言葉は聴こえてきます。コーラスでは曲のタイトルを繰り返してるのがはっきり聴こえますよ。HNCのキャリアは長い間その瞬間の感情の表現、”猫の可愛らしさ”であったりしたわけですが、”I Will Make You Sad”が意味しているように、今の彼女はより複雑な感情を表現を可能にしています。HNCのアーティストとしての大きな前進を是非堪能して下さい。試聴は以下から。

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Stuff We Missed 2012: Jappers Lately EP

淡く幻想的なFancy Booksのポップから暗闇で覆うようなThe Paellasのロックまで、東京のDead Funny Recordsの2012年は非常に強力でした。でもJappersのLately EPも是非聴いてみて下さいね。このグループのサウンドは溺れるようなFancy Booksのサウンドともファズの掛かったThe Paellasとも違い、クリアでもっとクラシックなロック/ポップを奏でています。”Settle Down”はとても有意義なリラックスタイム。シンプルな構成によってメインの部分が際立ち、曲の良さを効果的に引き出しています。タイトルトラックは”You Can’t Hurry Love”からの影響が感じられるものの、Jappersのヴォーカルはウイスキーを少量飲んだかのように若干荒々しいです。オリジナルの持つ軽快さは陰に潜みますが、それが彼等の個性であり良さなんです

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