シティ・ポップスは、日本経済がピークを迎えたバブルの頃に盛り上がったジャンルですが、数年前から復活の兆しを見せています。ジャパンタイムズでこの流行について取り上げられています。Things That Fadeをリリースしたデュオ、Greeen Linezを中心として書かれてるのですが、彼等の音はまるで銀座のホテルでくつろいでいるような気分にさせてくれます。最近注目している他のシティ・ポップスアーティストといえば海老名のYYSHIDDです。SoundCloudのプロフィールには、“Japanese composer/student” (日本の作曲家/学生)と紹介されています。彼の“Naomi’s Love Affair”という曲では、シティ・ポップスの醍醐味が全て取り入れられています。シンセやベース、そしてトロピカルな雰囲気を持つパーカッションが、仕事の後のリラックスタイムのような空気感を表現しています。夏の暑さを和らげてくれるようなスムーズなボーカルも印象的です。
だからといってYYSHIDDはシティ・ポップスに留まろうとしている訳ではありません。Greeen Linezのように、他のジャンルからの影響も積極的に取り入れられています。例えば、“Potato”では涼しく心地良い楽曲の上にラップがサンプルされています。視聴は以下から。