New Moscow Club: “Fahrenheit 451”

Moscow Clubは本当に素晴らしい。最初に我々が注目した”Daisy Miller Pt. 1″ は、ヘンリー・ジェームスの物語からの引用で、作品同様の感情的な雰囲気を醸し出しています。今回SoundCloudにアップされた曲は、”火星年代記”や、”華氏451″等を執筆したSF作家、レイ・ブラッドベリ(レイ、 数々の素晴らしい作品をありがとう。安らかに眠れ。)へのトリビュート精神が。Moscow Clubの新曲は”華氏451″の英語タイトル、”Fahrenheit 451″で、”Daisy Miller”の曲のように文学的に攻めるのではなく、あくまでレイドバック。悲しい過去の物語を語るのではなく、ちゃんとダンスフロアにそぐうように作曲されています。シンセが良い味を出しているこの曲はMoscow Clubの今までの曲よりも打ち込みがメインになっていて、この3分程の遊び心溢れる作品は、Toro Y MoiやKissesを連想させます。コーラスが実に美しい。試聴は以下から。

Similar Posts

  • |

    Days Of Homemade J-Pop: Hisamokuden-Kow’s A Desktop Museum

    Rare are the times when you stumble across a SoundCloud or Bandcamp page unironically tagging itself as J-Pop. Even rarer…finding an earnest stab at the outright poppy through these sites that isn’t terrible. There are certainly exceptions – everything on Maltine that goes by that, mostly – but try spending some time with that tag….

  • Make Believe Mix For August 2012 Featuring Fancy Books, Moscow Club And Night Vision

    8月も終わり、Make Believe Mixとして先月のフェイバリット・トラックを紹介させて頂きます。インディー・ポップやダンス等ジャンルも幅広く、Fancy Books,、Moscow ClubやNight Visionのトラックが収録されています。 以下はミックスに協力して頂いたアーティストのトラックリストです。リリース順になっています。 Fancy Books “Sister Carry Stars” – Wisteria EPより、購入はこちらから。 Jolie Joli “Dreaming Girl” – サイトより、視聴はこちらから。 Lilacs “Our Mistakes” – サイトより、視聴はこちらから。 Moscow Club “Sanatorium” – Radio Vietnam EPより、購入はこちらから。 YYSHIDD “Naomi’s Love Affair” – サイトより、視聴はこちらから。 Night Vision “I Decide” – サイトより、視聴はこちらから。

  • New Seiho: “I Feel Rave”

    いわゆる”レイブ”という所には行った事がないので、もし誤解を招くような発言があったら申し訳ないです。イメージしているのは、日常から解き放たれ、そのトランス状態を楽しむ為のイベント。大阪のSeihoの新曲、”I Feel Rave”も、そのイメージに近いです。軽快なビートの上で、様々なトーンを行き来する複雑に調律されたボーカルが、繰り返し”I feel you”と歌い、リスナーを幻想の世界へと呼び込みます。この曲はSeihoを次のリリースへと繋げる堅固なステップと言えるでしょう。 レイブと聞いて他に思い浮かぶのは…偏見かもしれませんが、ドラッグです。Seihoは幻覚を思わせるような工夫を曲に入れていて、後半の水滴が落ちるような音の後、ボーカルは更にめちゃくちゃになっていきます。終盤にこういった工夫もいれる事で、曲のユニークさが際立っています。視聴は以下から。

  • New And Vice Versa: “Its Me”

    大阪を拠点とするAnd Vice Versaのアルバム、”E. Tender”は4月に発表されていましたが、まだそれについて書けていませんでした。しかし聴き続ける事で、今では私の2012年度のベストアルバムの一つになりました。 And Vice Versaは単音を好むアーティストだと感じます。そして”E. Tender”で使われているノイズはまるで触る事のできるような質感を持っています。 And Vice Versaの新曲、”Its Me”は、E. Tenderには含まれていないものの、そのスタイルはとても似ています。アルバムでも使われていた素晴らしい音が多く使われていて、その特徴的なシンセや、エフェクトが加えられたボーカルは何重にも重ねられ、幻想的なレイヤーを生み出しています。更に、And Vice Versaは曲中に、見つけたら嬉しくなる、細かい工夫を多く盛り込んでいます。”Its Me”とアルバムの曲の違いと言えば長さでしょう。アルバムの曲は3分程なのに比べ、この曲は6分半近くあります。でも、この曲は一瞬たりとも興味を離さないよう、上手く工夫されています。

New Moscow Club: “Fahrenheit 451”

Tokyo’s Moscow Club are literary buffs. They originally caught our attention with a song called “Daisy Miller Pt. 1,” (followed up with a “Pt. 2,” both on this lovely album) named after the Henry James’ story of the same name and nailing a similar emotional vibe as the novella. Now they’ve released what their SoundCloud implies is a tribute to science-fiction author Ray Bradbury (“Ray, may your soul rest in peace”), who wrote books like The Martian Chronicles and Fahrenheit 451. The latter also serves as the title to Moscow Club’s newest cut, and unlike the “Daisy Miller” songs, this one doesn’t conjure up images of books being incinerated or giant television walls. It’s really lose, a synth-powered throwback jam that’s made for the dancefloor rather than a dystopian future. It’s also the best electronic-focused song Moscow Club have released yet, one finding just the right groove to ride out for its almost-three-minute-long playtime, my snap-judgement bringing to mind Toro Y Moi or Kisses. Plus, THAT CHORUS. Listen below.

Similar Posts