“Soft As Snow (But Warm Inside)”は1988年にリリースされたMy Bloody Valentineのデビュー作、”Isn’t Anything”のオープニング曲。そんな名前を持つバンドが登場しました。シューゲイザーを連想せずにはいられなかったのですが、ボーカルがミックスの奥に配置されている事以外、ケヴィン・シールズのバンドとはあまり共通点は見受けられません。デュオの記念すべき一曲目、”Vogue”では、そんなSoft As Snow But Warm Insideの個性が発揮されています。ギターは陰に潜み、代わりに幻想性を持つシンセや、ハードなドラムマシーンの音色が目立ちます。ボーカルも美しく、”one fine day, 1969/I said goodbye to all the world”という歌詞や、宇宙飛行士の喋りがサンプルに使われている事からもわかるように、宇宙旅行がテーマになっています。Soft As Snow But Warm Insideはバンド名ゆえの期待感を上手く裏切り、誰を真似する訳でなく、独自な世界観を表現しています。視聴は以下から。